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2026年5月14日
青森県は冷害による米作の不安定さに悩まされ、江戸時代には飢饉も発生した。米以外の産業として林業や漆器(津軽塗)が発展。明治期に西洋りんごが導入されると、冷害リスクと士族の授産対策から、りんご栽培が地域を代表する産業へと転換していった。
岩木山麓に広がるりんご畑は、明治初期の旧士族による開墾と、冷涼な気候・火山灰土壌という土地の条件が複合的に作用した結果である。病害虫との闘いや品種改良を経て、青森は「りんご王国」としての地位を築いた。
弘前は鎌倉時代から南部氏の支配を経て、津軽為信による独立、弘前藩の成立と弘前城築城へと歴史を重ねてきた。江戸時代には北方防衛の要衝として大規模な城下町が形成され、明治以降は学都、そして「りんごの里」として発展。歴史と文化が共存する街の変遷を辿る。