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加古川流域、特に播磨平野には多くのため池が点在する。これは、加古川の水量変動や水はけの良い土壌という土地の条件に加え、古代から続く水利確保の歴史と、地域に集積された土木技術が背景にある。他の地域とは異なる分散型の水利システムが形成された。
加古川は古代から播磨の要衝として、山陽道と加古川水運の結節点であった。奈良時代には鶴林寺が建立され、平安時代には荘園が発達。中世以降も水運と街道の要衝として重要性を保ち、近代には製鉄所と鉄道の発展により重工業都市・ベッドタウンへと変貌を遂げた。
高砂は、加古川の舟運と瀬戸内海航路の結節点として、江戸時代に領主の意図により築かれた港町である。自然条件に加え、人工的なインフラ整備によって発展したが、土砂堆積や鉄道開通により衰退。その後、工業都市として新たな発展を遂げ、歴史と現代が共存する町となった。