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鹿島神宮に伝わる七不思議は、創建の歴史や武甕槌大神信仰と深く結びついている。地震を鎮める要石や尽きない湧水の御手洗池など、自然現象と信仰が織りなす伝承を紹介する。
鹿島神宮の要石は、地中の巨大な鯰を押さえつけて地震を防ぐと信じられてきた。江戸時代の鯰絵で広まったこの信仰は、現代の地質学的調査でも、鹿島周辺の地盤の安定性と重なる部分がある。
鹿島神宮の森の奥に広がる御手洗池。その水は旱魃でも枯れたことがないと伝えられ、約100年かけて地層で濾過された湧水が一日40万リットル以上湧き出ている。禊の場として古くから信仰を集めてきたこの池の、変わらぬ水の秘密に迫る。
千葉県香取市に鎮座する香取神宮と茨城県鹿嶋市の鹿島神宮は、神話や地理、信仰の面で深い結びつきを持つ。両神宮の祭神が国譲りで共演した神話や、かつて広大な内海を囲むように位置した地理的条件、そして「東国三社」という信仰圏が、二社を「対」として語られる背景となっている。
鹿島神宮にいる鹿はいつから神使となったのか。武神タケミカヅチノオオカミを祀る鹿島神宮と、奈良の春日大社との深い関係、そして鹿が神使とされるようになった歴史を辿る。