curiosu / キュリオす
紀行で文化や歴史を綴る、好奇心をくすぐるメディア。
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2026年5月16日
耶馬溪の険しい渓谷は、約50万年前からの火山活動でできた溶結凝灰岩が、山国川の浸食によって削られて形成された。江戸時代の頼山陽が「天下の奇勝」と称賛し、禅海が手掘りで青の洞門を造るなど、自然と人間の営みが共存する景観が特徴である。
大分県杵築市は、二つの高台に武家屋敷、谷間に商人の町が配置された「サンドイッチ型城下町」として知られる。本記事では、この独特な都市構造の成り立ちと、地形を活かした生活、そして茶や柑橘類などの名産品について解説する。
国東半島は、約200万年前からの火山活動により、両子山を中心とした放射状の谷が形成された。この地形が、内陸での椎茸栽培や、複雑な海岸線での多様な漁業といった特産物を育んできた。山岳仏教「六郷満山」の信仰とも結びつき、独自の文化と恵みが息づいている。
2026年5月14日
十和田火山の噴火による十和田湖の形成と、その後の水位変動が、奥入瀬渓流の源流となり、柔らかい岩盤を侵食して現在の渓谷美を生み出した。火山活動と水の浸食、そして地質が複雑に絡み合い、奥入瀬渓流特有の地形が形成された。
鹿児島を旅すると、桜島や開聞岳といった端正な火山とは異なる、どこか奇妙な形の山々に出会うことがある。まるで巨大な岩がぽつんと置かれたようなその風景は、果たして火山活動の残骸なのか、あるいは別の地質学的要因によるものなのか。その問いの先に、南九州が歩んできた壮大な地史が見えてくる。