curiosu / キュリオす
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夏目漱石が松山で団子を食べた体験が小説『坊っちゃん』に描かれ、それが後の「坊っちゃんだんご」誕生の遠因となった。漱石が食べた団子と現代の菓子は異なるが、松山と団子を結びつける文学体験が息づいている。
愛媛の観光への積極性は、道後温泉や四国遍路といった古代からの歴史的土壌と、戦後のインフラ整備、しまなみ海道のサイクリングルート化、そして「オール愛媛」体制による地域経済活性化戦略が結びついた結果である。地域資源の再解釈と変革が、現代の観光振興を支えている。
約3000年の歴史を持つ道後温泉と、江戸時代に築かれた松山城。古代からの湯の里と近世の城下町という異なる起源を持つ二つの核が、地理的条件や歴史的背景の中で互いに影響し合い、現在の松山の姿を形作ってきた道のりを辿る。
古代から平安時代にかけての伊予国は、畿内と九州を結ぶ海上交通の要衝として「大国」に位置づけられた。道後温泉などの豊かな資源と地理的優位性を持ち、中央の支配を受けつつも独自の文化と自立性を育んだ。